「没後20年 今北七郎展」に行きました

先日、西宮市大谷記念美術館で開催されている「没後20年 今北七郎展」を鑑賞してきました。大谷記念美術館の名前は知っていましたが、今までに立ち寄ったことはなく、これはいい機会と思い出かけました。阪神電車の香櫨園駅かと徒歩6分とのことでしたが、阪神電車に乗り換えるのはめんどうなので、阪急夙川駅から祝川沿いに海に向かって歩くこと15分でたどり着きました。

今北七郎氏は、近代デザインのパイオニアとして知られています。神戸市の出身で2000年に逝去されるまで西宮市に住んでおられたそうです。

「どこの誰だか知らないが、そのデザイン! 誰もが知っている」というキャッチフレーズが記されていました。そう、あの共和㈱から発売の輪ゴム「オーバンド」のパッケージデザインは今北七郎氏によるものなのです。茶色と黄色でお馴染みのあのデザインです。第3展示室にオーバンドの巨大パッケージが展示されていたので、撮影しました。

写真ではわからないが、かなり大きなぱです

もともとは大丸や高島屋のポスター、パンフレットなどのデザインを担当されていたようです。その後、さまざまなデザインを手掛けられ、近代デザインの先駆者と呼ばれています。メンソレータムの看護婦姿の少女や関西電力のマーク、南海ホークスのシンボルマークなどなど・・・・4つの展示室いっぱいに展示されるほどの作品がありました。

昭和時代を象徴するデザインの数々。そして令和の今も残る素晴らしいデザイン。そのいろいろなデザインを見ているだけで、ワクワクする感じでした。オーバンドのデザインということで、今北七郎氏のことを知りましたが、こんなにたくさんの素晴らしい作品があるとは知りませんでした。なにか得をしたような鑑賞でした。

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