第19回 官浪の文具塾~事務用のり編~

22日(土) JR尼崎駅前のホテル「ホップイン」アミングに於いて
『第19回 官浪の文具塾』を開催しました。

今回の参加者は少なめの8名でしたが、
少数精鋭で、内容の濃い文具塾となりました。
この文具塾は、平成25年3月に道頓堀「ドッパ」にて
試験的に開催してから、4年が経過しその間に18回の
文具塾を開催してきました。

2回目からは、文具メーカーからゲストをお招きし
そのメーカーのヒット商品の紹介や特徴、使い方・・・
について学んできました。

14社のメーカーをお招きして開催しました。
そして、18回と19回は少し観点を変えて
モノづくり企業の社長をお迎えして、モノづくり企業
としての考え方やアイデア発想法、商品開発の苦労話など
についてみんなで学ぶことができました。

今回は、文具ソムリエである走り続ける文具屋・官浪による
「事務用のり」についての文具学の講座となりました。

のりの歴史については、1895年に卓上糊の元祖「不易糊」が誕生
してから、1899年には「ヤマト糊」が誕生し、
でんぷん糊、液状のり、合成のりと各社が製造を開始しました。
1969年にはドイツメーカーが初のスティック糊を開発し、
1980年には同じくドイツメーカーのペリカン社から
テープのりが発売されました。
そういった世界初や日本初となる糊製品の紹介を時代を語りながら
説明させていただきました。

また、でんぷん糊の成分は? 液体のりの成分は?
でんぷん糊を大量生産するために考えだされた「冷糊法」とは?

不易糊工業やヤマト㈱の社名の由来とは?
フエキのりの「どうぶつのり」は、いぬ・うさぎ・ぞうの
3種類があったが、うさぎとぞうが廃番になって「いぬ」だけが
残った話。
セロテープの構造とテープのりや両面テープの構造の違いについて・・・

約45分間の講座をさせて頂きました。

文具塾終了後は、ビールなどを飲みながら語り合う「文具交流会」
今回もさまざまな話題で大いに盛り上がりました。

次回は20回記念となります。そして有限会社ケイ・エヌは創立20周年
そして「走り続ける文具屋さんチラシ」は10月に第100号を迎えます。
そんなことで、文具塾も少し趣向を変えて、盛大に開催したいと思ってます。

どうぞこれからも、文具塾をよろしくお願いしま

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