官浪の文房具雑学~ミノル化学工業編~

1月21日(土)JR尼崎駅前のホテル「ホップイン」に於いて『第17回 官浪の文具塾』を開催しました。今回は、文具とは直接関係ないのですが、東大阪でプラスチック加工・プラスチック製品製造する「ミノル化学工業㈱」の押川新一社長をお迎えし、モノづくり企業のアイデア発想法や考え方などについての話、そして自社開発商品であり、東大阪ブランド認定商品である「ミノルキューブ」についての開発秘話や、その販路拡大方法について学びました。ミノル化学工業さんは「あらゆるプラスチックのアイデアから製造・販売まで」モットーにユーザーからのあらゆるニーズに応えて多種多様な製品を創り出しておられます。しかし、ミノル化学工業さんが他のモノづくり企業と異なるのは、ユーザー様に指定されたものをただ製造する会社ではないということです。人の気付かないすき間市場にいち早く目をつけ、そこに他社とは比較できない付加価値を見つけ出しナンバーワンではなく、オンリーワン商品を開発して、製造していくということです。ミノルキューブは、継ぎ目のない正六面体で、各種コレクション、フィギュアやブリザードフラワーなどを美しく飾ることができるアイデア製品です。この「ミノルキューブ」は平成13年に発売を開始し、さまざまなユーザーの用途で販売されています。平成16年には、第18回全日本DM大賞製造部門銅賞を受賞。「100%開封率のミノルキューブ」は140円切手で日本全国に送れるということで注目を集めました。この発想は凄いですね。これで用途はさらに膨らんだようです。そして、平成18年には東大阪ブランド認定製品となっています。私もこのミノルキューブを利用した世界一インパクトのある『六面キューブ名刺』として活用しています。今回の文具塾に参加された方々も、それぞれの自分自身の用途を考えられていると思います。ミノル化学工業の押川社長からモノづくり企業のさまざまな考え方について学ぶことができました。ミノル化学の3Cは、Challenge (挑戦して) ⇒Chenge (自分。環境が変わり) ⇒Chance (チャンスをつかむ)です。この3Cは、私たちも実践していきたいと思います。

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