第10回 官浪の文具塾~シャチハタ編~
25日(土)ホテル「ホップイン」アミングに於いて、「第10回官浪の文具塾」を開催しました。参加者は15名でした。
今回はシヤチハタさんにゲストとしてお越しいただき、シヤチハタという会社の紹介からはじまり、「シヤチハタ」の“ヤ”は何故小文字ではなく、大文字なのか?
もともとは「萬年スタンプ台」の会社だったこと、また一般的に「シヤチハタ印」として定着している「xスタンパー」が誕生するのには「塩」がポイントであったこと……知っているようで知らない話ばかりで、参加メンバーからの質問も相次ぎました。写真(下)は、1925年シヤチハタ創業当時に発売された鯱旗印の「萬年スタンプ台」の復刻版です。
一般的にシヤチハタというと、ネーム印を思い浮かべる人が多いのですが、欧米では筆記具メーカーとして知られています。欧米向けのカタログを見ると、確かにページをめくると最初に出てくるのが「Artline」などの筆記具で、Xスタンパーはカタログの最後に記載されているのです。
シヤチハタの名前が一気に広まったのは、昭和45年に開催された日本万国博覧会だったそうです。各パビリオンに置かれたXスタンパーを押して、こんな便利なものがあるのか!と評判を呼び、一気に売り上げが増加したのです。
そんなシヤチハタさんの話を約1時間聞いて、質疑応答もありで大いに盛り上がりました。
そして、第2部の懇親会が始まり、食事をしながら楽しい文房具談義に花が咲いて、参加者の自己紹介や経営コンサルタントによるミニセミナーなどで、これまた大盛り上がりとなり、閉会となりました。次回は7月25日(土)に開します。
今度はどんな話が聞けるのか、楽しみですね。