第14回 官浪の文具塾~シード編~

4月23日(土) JR尼崎駅前のホテル「ホップイン」アミングに於いて
「第14回官浪の文具塾」を開催しました。
今回は、弁護士さん2名、大学客員教授、経営コンサルタント、市会議員・・・・
多彩なメンバー15名にご参加いただき、盛大に開催することができました。

今回も文具メーカーからゲストをお招きしての文具塾となりました。
今回のゲストは、消しゴムのトップメーカーであり、
世界で初となる修正テープ「ケシワード」を開発したシード㈱さんでした。

シード㈱は、昨年創立100周年を迎えられた老舗メーカーです。
大正4年に大阪市都島区で字消しゴム・ゴム粘土の販売を目的に
シード㈱の前身である「三木康作ゴム製作所」が創業されました。
その後、波瀾万丈の会社経営を経て、シードゴム工業株と改称して、
文房具の消しゴムの専業メーカーとして新たなスタートを切りました。

大きな転機となったのは、プラスチック消しゴムの開発に取り組んだことです。
昭和31年にシードゴム工業がプラスチック消しゴムの生産を開始しました。
プラスチック消しゴムの消字力が格段に向上し、大きな注目を集める商品と
なりました。今までの消しゴムに比べて、価格は2倍以上したが、
「良い品質の製品は高くても売れる」の信念に基づき、販売に踏み切られました。

写真上は、プラスチック消しゴムS-10000で、
価格は、なんと10,000円! インパクトありますね~

消しゴムに次いで、世界初となる修正テープ「ケシワード」の紹介。
カセットテープの巻き取り方式をヒントに開発されてそうです。
今では当たり前の修正テープですが、その商品を開発した時は、
みんながあっと驚くアイデア商品でした。

そんなシード㈱の会社紹介や消しゴム、修正テープの紹介などを
1時間程度の間、尾崎氏に説明していただきました。

文具だけではなく、壁の汚れやさび取り、水あか汚れ取りなどの
生活用としての消しゴムもたんさん販売されています。

中でも、ゴム印・はんこ汚れ取りは、オフィスの必需品として、
好調に売れ続けています。

そして、今回の文具おみやげは、シードさんからの
「消す文房具」の詰め合わせでした。これは、役に立ちそうですね。

今回も充実した文具塾になりました。
もちろん、塾終了後の文房具懇親会では、
お酒を飲みながら、文房具の話題やその他の話題で大盛り上がりでした。

次回は、7月23日(土) 午後6時~ 日本初となるマーキングペンである
「魔法のインキ」マジックインキを開発した、寺西化学さんをお招きし、
マジックインキについて、みんなで学びたいと思っています。

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