第17回 官浪の文具塾~ミノル化学工業編~

1月21日(土)JR尼崎駅前ホテル「ホップイン」アミングに於いて
「第17回 官浪の文具塾」を開催しました。
今回は、文具とは直接関係ないのですが、アイデア商品を製造する
東大阪のプラスチック加工・プラスチック製品製造会社である
「ミノル化学工業」の押川新一社長にお越しいただき、
モノづくり企業としてのアイデア発想法やモノづくり企業の考え方、
そして自社オリジナル製品である「ミノルキューブ」について
熱く語っていただきました。

ミノル化学工業は、昭和34年に押川 稔氏がプラスチックの成形、
販売会社として設立されました。
「あらゆるプラスチックのアイデアから製造・販売まで」をモットーに
ユーザーのニーズに応えて多種多様な製品を創りだされています。

プラスチック製のレモン絞り器や温度によって色の変わるマジックグラス、
マグカップなどなどのさまざまなアイデア製品を手掛けておられますが、
人の気づかない隙間市場にいち早く目をつけ、他社とは比較できない
付加価値を見つけ出しナンバーワンではなく、オンリーワン商品を
開発・製造されている、というところがユーザー様から注目されています。

平成8年に社長に就任した押川新一氏は、さまざまなアイデアで開発を
続け、平成13年に継ぎ目のない正六面体「ミノルキューブ」を発売に
至りました。こういったクリスタルケースは他社にもあるのですが、
これは開き方に特徴があります。
二つの同じコの字型をスライド式で組み合わせて作るクリスタルケースです。
微妙な摩擦で、外れにくくなっている点が大きな特徴です。

大事なコレクションやフラワーブリザードなどなどと用途は膨らみます。
私も、世界で一番インパクトのある「六面キューブ名刺」として
活用しています。

今回の押川社長の話から、モノづくり企業のアイデア法や
考え方等について学ぶことができました。

みのる化学の3C Challenge(挑戦して)→ Change(自分・環境
が変わり)→ Chance (チャンスをつかむ)
これを私たちも実践していきたい、と思いました。

このプレゼンが終了後、官浪による「文具学講座~筆記具編2~」を
行いました。
鉛筆、ボールペン、シャープペン、万年筆、マーキングペン、蛍光ペン
などの筆記具の歴史を通じて、どんな時代にどんな社会的背景のもと
その時代の新発想筆記具が誕生したのか、などなどみんなで学習しました。

今回は、参加者10名でしたが、モノづくりの話、筆記具の話・・・
多彩な話題で盛り上がりました。
その後の懇親会でも、押川社長との質疑応答や自己紹介などで
アッという間の2時間でした。
参加していただいた方々、ありがとうございました。
また、次回お会いしましょう!

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