官浪の文房具雑学~スタビロ編~

スタビロ社はドイツのニュールンベルグで、1855年に鉛筆工場として創業されました。創業から約10年後に財政危機に陥った工場をグスタム・アダム・シュバンハウザー氏が買い取り、後にスタビロのオーナーとなりました。シュバンは英語で「スワン(白鳥)」の意味があり、現在もスタビロのロゴマークは白鳥となっています。スタビロは鉛筆メーカーとして次々に高品質の色鉛筆を開発し、業界のリーダーとして歩みました。そして、1971年に世界初となる蛍光ペン「STABILO BOSS」を発売しました。スタビロ・ボスのペンボディの蛍光色は塗料の色と全く同じ色が使用されています。そしてボディは創業者のシュバンハウザーの「持ちやすいことが大前提だが、見た目が面白くなければならない」との考えからデザインされ、ずんぐりとした幅広い形で、ペン先に近い部分がキュッと細くなっていて、文字に線を引く際に、視野がよく引きやすく設計されています。この「スタビロ・ボス」は発売後、瞬く間に世界で売れ、大ヒット商品となり、現在も全世界で1秒間に2本売れる蛍光ペンといわれています。スタビロ・ボス以外にもふんわりとしたパステルカラーの「ボス オリジナル パステル」も発売。中学生・高校生、20~30代女性に大人気となっています。また、「スタビロ・ネオン」は、綺麗で鮮やかな発色の、ユニークで可愛らしいチューブ型の蛍光ペンとして人気があります。鉛筆では、人間工学に基づいた太三角軸に30°の溝付きで、安定した姿勢でキレイな文字を書くサポートしてくれる、かきかた学習鉛筆「イージー・グラフ」は右手用と左手用があり、専用のシャープナーも発売されています。ドイツ。チェコとマレーシアの工場で製造され世界180か国以上で発売されるおしゃれな「STABILO」のペンで、筆記を楽しみませんか?

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