官浪の文房具雑学~シュレッダーはさみ編~
「個人情報」という意識が薄かった時代、住所録やダイレクトメールの宛名ラベルなどを、そのままゴミ箱に捨てていましたね。2003年(平成15年)5月に「個人情報保護法」が成立し、2005年(平成17年)4月に全面施行されました。この法律が施行されたことにより、企業や一般家庭でも個人情報が記載されている書類等の廃棄については、シュレッダーを使用し個人情報漏洩を防ぐ意識が浸透してきました。この需要拡大に伴い、多くのメーカーから家庭向けの小型電動シュレッダーや手軽に使えるシュレッダーはさみが数多く誕生しました。シュレッダーはさみとは、書類を細かく断裁することによって、情報漏洩を防止する多刃型のはさみです。もともとは、生活雑貨メーカーが板海苔をきざみ海苔にするためのキッチングッズとしてのはさみでしたが、この用途であまり売れなかったそうです。2006年に個人情報保護の意識が高まった時に、商品はそのままで「シュレッダーはさみ」と改名して発売したところ、大ヒットしました。その後各メーカーから相次いで発売を開始しました。シュレッダーはさみにはストレートタイプとクロスカットタイプの2種類があります。はさみの刃が3枚~9枚同じ幅で並んでいて、一方向に細長く切れるのが、ストレートタイプです。クロスカットタイプは、一度に縦と横に切れ目を入れて小さな断片にカットでき、素早く個人情報を処分することができます。またCDやDVD、クレジットカードなどの硬いものを裁断する場合には、缶切りのような形のツメがあるハサミを使うと廃棄することが可能です。一般家庭での個人情報漏洩防止には、必需の文房具ですね。


