あかしや「筆づくり体験」しました!

先日、奈良市に本社がある「あかしや」さんにて、筆づくりを体験させていただきました。奈良は日本の筆の発祥の地であり、奈良筆は日本の筆のルーツでもあります。1716年創業の奈良筆の老舗メーカーで筆づくりが体験できると知り、早速お邪魔させていただきました。

奈良筆の歴史、特徴や原料についての講義を最初に受けました。筆の原料となる毛ですが、馬の尾毛・山羊毛・猫毛・兎毛・鹿毛・イタチ毛・むささび毛・栗鼠毛・狸毛など約10種類の動物の毛を使用し、それぞれ異なる毛質を弾力・強弱・長短などで巧妙に組み合わせた「練り混ぜ」という技法で作られています。

今回作った大筆は、馬毛・山羊・狸の毛を使用し、小筆はイタチ毛を使用されているそうです。

体験では、筆づくりの最後の作業である、穂をフノリの液につけ内部に染み込ませる「のり入れ」、そして糸でフノリを絞り出しながら穂の形を整える「なぜ」という工程を体験しました。あとは固まるまで乾燥させます。大筆では約1週間の乾燥が必要らしいです。

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