官浪の文房具雑学~サンケーキコム編~

クリップ、安全ピン、マグネットフック、ホワイトボードなどの事務用品メーカーの「サンケーキコム」。先日、本社を訪問し雑賀会長から創業当時やその変遷についての貴重な話をお聴きしました。1936年(昭和11年) 北村好司製作所として創業。1979年(昭和54年)にサンケーキコム株式会社に改名。『サンケー』とは、「kitamura」「kouji」「kabushikigaisha」の3つの頭文字「K」から取り、『キコム』は北村好司の姓名から、最後の「ム」は、manufactureのMから取ったそうです。創業者の北村氏の教え「人に好かれる、人の役に立つ人になれ」。また、話をする時は相手に伝わる言葉を使うこと、など経営者や仕事人としての心掛けを、現在も守り続けておられます。1960年(昭和35年) 日本で初めてダブルクリップを製造。当時は「ターンクリップ」と呼ばれていたそうです。その後、各種クリップや安全ピン、マグネットフックなどの開発に力を注がれ、次々と新製品を発売されています。書類が見やすいダブルクリップ「リーンクリップ」(写真:中)や「サイドレバークリップ」はユーザーからの要望に応えたアイデア商品です。また、割れにくいポリカーボネートを採用した「プチカラー目玉クリップ」(写真右)はエコアイデア文房具です。「安全ピンロック付き」は、おむつカバー留めに重宝されています。最近は、シリコンを使用した文房具にも力を入れ、お客様のニーズに合わせたオリジナル商品を多数製造しています。来年創業90周年を迎えられます。更なる進化した商品を開発され、ますますの飛躍を遂げられますよう願っています。

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