官浪の文房具雑学~平成文具史 筆記具編~

元号が「平成」から「令和」へと変わりました。

 

平成の時代はパソコンの普及、携帯電話からスマホへと、大きくデジタル化が進みました。文具業界でも1993年にアスクルが事業開始し、文具販売形態も通販が主流となってきました。また文具の個人需要が増え、文具が注目されるようになりました。文具の移り変わりで言えば、ボールペンでは第3のインクというゲルインクボールペンボールサイン(サクラクレパス)の出現。その後ハイブリッド、シグノ、ハイテックCなどが誕生し、顔料を使用することにより多色化、また極細化が進んで中高生に人気となり、一気に浸透してきました。また初の人間工学を使用した使いやすいペンドクターグリップ(パイロット)も誕生。その後、今までの常識を超える滑らかな書き味のジェットストリーム(三菱鉛筆)が出現したことにより、低粘度インクボールペンが定着してきました。また、摩擦熱により消せるボールペンフリクションボールペン(パイロット)は平成の衝撃的な発明文具といえます。シャープペンで言えば、昭和からあまり変化はなかったのですが、2008年に書く毎に回転し、常に尖り続けるクルトガ(三菱鉛筆)が大ヒットしました。そして、2014年にはオレンズ(ぺんてる)デルガード(ゼブラ)など「折れないシャープペン」に各社が開発した商品が登場しました。そして万年筆再ブームの火付け役となったカクノがパイロットから発売され、初めて万年筆を使う人に広く親しまれています。楽しく綺麗に書ける美文字 完美王(くれ竹)、書く楽しさを甦らせてくれる大人の鉛筆(北星鉛筆)もヒットしました。デジタル化が進む中、「文字を書く」ことの大切さを感じる筆記具が再び注目を集めた時代とも言えます。

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