第9回 官浪の文具塾~オルファ編~

1月31日(土)ホテル「ホップイン」アミングに於いて、『第9回官浪の文具塾』を開催しました。参加者は12名で、初参加の方は2名でした。
文具塾では、毎回文具メーカーの方にお越しいただき、自社製品の紹介やヒット商品の開発秘話などについて、熱く語っていただいています。
今回は、カッターナイフのトップメーカーである「オルファ」さんにお越しいただき、カッターナイフにまつわるさまざまな話と、実際にカッターナイフを触って、紙などを切るということを、みんなで体験しました。

折る刃式のカッターナイフは1956年にオルファの初代社長である岡田良男氏が発明されたそうです。その発明のヒントは、ガラスの破片と板チョコレートであることは、よく知られていますね。この「オルファ」の社名の由来は、「折る刃」から取ってつけられたそうです。
カッターナイフといえば、通常は紙などを切る一般的なカッターを想像しますが。実はいろんな種類のカッターがあります。円切りカッターやアートナイフ、デザインナイフ、クラフトのこ型カッター、フックカッター、スクレーパー……
そして、話題の一枚切りカッター「キリヌーク」などなど。

そのそれぞれのカッターナイフの説明をしていただき、サンプルをみんなに回して、実際に切ってもらう体験が主な勉強となりました。
ふつうの文具店には売っていないカッターが多く、一般人は目にすることも手にすることもない商品ばかりで、参加者はみんな興味津々でいろんなカッターの切れ味を体感されたようです。
『折る刃』といわれていますが、実際はあんまり刃を折ることなく使用されている人が大半という事実も驚きでした。やはり、刃折りは“あぶない” “怖い”という概念があるからでしょうね。しかし、職人さんなどは、鋭い刃先での作業が不可欠となるので、頻繁に刃折り作業をされています。
今回の文具塾で分かったことは、職人や技術者、デザイン関係など理工系の人は刃折りを得意とし、逆に事務を中心とした仕事をされている文系の人はあまり刃折りを得意としていないことです。事務作業での紙切り作業は、少し切れが悪くなっても「まあこんなもの」と思ったり、刃を折るのがめんどうと思っている傾向があることは事実です。
私も刃折りは得意としていなかったのですが、新発売の刃折り器「ポキステーション」が登場してからは、刃を折ることが楽しくなりました。
その「ポキステーション」での刃折り作業もみんなで体験。「ウォーこれはいい」という声が聞こえてきました。

今回は、オルファさんから二つ折りカッターマット、ポキステーション、M刃カッターナイフの3点セットがおみやげとして全員に提供していただきした。
これで、みんな「オルファ」ファンになることは間違いなしです。
オルファさん、本当にありがとうございました。

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