官浪の文房具雑学~ダイアリー編~

書店や文具店に、来年度のダイアリーコーナーが設けられる季節になりました。いろんなメーカーから様々なダイアリーが発売されています。1958年日本能率協会マネジメントセンターから、‟時間目盛り”を採用した「能率手帳」が市販されました。それまでは「手帳は貰うもの」が常識だったのが、この手帳の登場により「いい手帳はお金を払って買うもの」という意識を広めました。この能率手帳は2013年に「NOLTY」と改名し、愛用者が増え続けています。1984年Filofaxから発売された「システム手帳」は手帳とリフィルを別々に購入し、それらを自分好みに組み合わせて使う手帳で、バブル期でもあり高級な本革製のものなど1990年中頃に普及しました。しかし近年はデザイン性豊かな表紙のものが登場し、新しいデザインを求めて買い替えるニーズが高まっています。日本ブランドながらフランスでも人気の高いDELFONICSの「ロルバーン」の愛用者は多いです。また、糸井重里氏が考案した一日1ページ構成の「ほぼ日手帳」も人気あります。さて、ダイアリーの形式は大きく分けて4つのレイアウトがあります。見開きに1ヶ月のカレンダータイプの「マンスリー」。1ヶ月の予定が見渡せて便利です。見開きの左ページに1週間の記入欄、右ページはフリースペースとなっている「週間レフト」。1週間の予定を把握し右ページではタスク管理もできます。見開きの横軸に一週間の日付と縦軸に時間軸が付いた「週間バーチカル」は、時間刻みで管理したい人には最適です。そして1ページに一日分のスペースがある「デイリー」の4種類があり、自分のライフスタイルに合わせた手帳選びが楽しめます。あなたは、どんなダイアリーを選びますか? 次回は「バレットジャーナル」や「スタディプランナー」についての雑学を予定しています。

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